【映画】“天使たちのビッチ・ナイト”(尼さんの性欲)
映画はエンドロールをじっと読むのが好きなのだがエンドロールの文字が読みにくかった。何文字(なにもじ)だよ、一体。
舞台は中世ヨーロッパ、修道院。
アレッサンドラ(アリソン・ブリー)、ジネーヴラ(ケイト・ミクーチ)、フェルナンダ(オーブリー・プラザ)、男に触れたこともない、セックス未経験という3人の修道女の前に、年寄りの雑用係の代わりに聾唖者の振りをしたイケメン(デイヴ・フランコ)がやって来てあら大変、煮えたぎる欲情を爆発させるというストーリー。
修道女が部屋に集まって、酒タバコ、グビグビ、スパスパやったり、女同士で濃厚キス、同性愛というのも悪くない。
イケメンの雑用係は聾唖者の振りをしているので意思疎通がドタバタになっている。しゃべれない(と思っているだけだけど)ことをいいことに無理やり迫って上に乗っかるなど!
この雑用係のイケメンが妙にカッコ良くてサービスショット的なところが数多くあるのだが、喜ぶ人がいるのかどうか。まあエロティックな意味でちょっと釘付けにはなったけど。
修道女の1人がユダヤ人であることを隠していたという衝撃の事実。えーと、そもそも修道女とは...!?
イケメンのデイヴ・フランコは初めて知ったけどジェームズ・フランコの弟氏だそう。
あとオーブリー・プラザってどこかで聞いたことある名前だと思ったら「チャイルド・プレイ」(最近の方)にお母さん役で出てた。オーブリー・プラザなかなか面構えがいい女で好きになった。
全体がギャグ映画の体だけど、尼さんだけに真面目な雰囲気も出てしまい、ギャグがギャグとして通らない。年寄りの雑用係にあらんばかりの大声でなじってた場面があったけど、狙っていたギャグなんだろうなと冷めた目もあり。ギャグがスベっているような気がするのだが『デカメロン』という昔のお話を知っていると深く理解できるらしい。知らなくて残念なので機会があれば読んでみたい。
盛りのついた女たちの爆走で終わらず、最後は年配の可愛いカップル誕生でほっこりさせてくれた。全てを打ち消す希望にあふれた良いエンディングだった。
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